あなたは「クサイ」と言われたことありませんか?

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あなたは人から「クサイ」と言われたことはありませんか?

直接言葉ではなくても、話の最中に相手が不意に鼻に手をあてたり、急に咳き込まれたりした経験はいかがですか?

また、あなたは人から「太っている」とか「足が短い」など自分が気にしている体の特徴を指摘されたことはありますか?

このような言葉は、どちらも人を傷つけます。しかし、前者と後者では痛手の受け方に決定的な差があります。

なぜなら「太っている」「足が短い」といったことは、しょせん人間の価値のごく一部であって、それを他人にどう思われようと気にしなければ関係のないことです。足の短いことが不快ならば「見なければいいでしょう」と開き直ることもできます。「運動は苦手だけど、勉強でがんばってクラスで一番になろう」と昇華する、他のことで努力する励みにもなります。

ところが、他人から「クサイ」と言われて「臭くて悪いか。嫌なら嗅がなければ回と啖呵を切って開き直れる人はいるでしょうか。

ニオイの性質上、ニオイ分子は空気中を自由に飛んでいって勝手に相手の鼻に入り込んでしまいます。ニオイの元があるかぎり、「臭いものに蓋」はできません。「見ザル」「聞かザル」は可能でも、「嗅がザル」はできないのです。

つまり、クサイと言われた人が他人の不快感を軽減しようとしたら、その場から立ち去り、いなくなること以外に手立てはないのです。クサイと言われたとき「いますぐここから逃げ出したい」「できるものなら消え失せたい」という気持ちになるのはそのためです。クサイという言葉は、人に「自分の存在を消してしまいたい」という自己否定感を植えつけてしまうのです。 

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